最新の金価格 田中貴金属 総合口座
米利下げに加え、イラン攻撃やホルムズ海峡の緊張による供給不安が安全資産需要を押し上げ、金価格は上昇圧力が強くなっています。 いっぽう、ドル円は155〜160円台で高止まりしており円建て価格を押し上げている状況です。 停戦進展や円高に振れれば2万5,000〜2万8,000円/gへの調整余地がありますが、緊張長期化なら3万〜3万5,000円/gも視野に入るでしょう。 過去20年を振り返っても、金は段階的な価格上昇を続けてきました。 また、インフレが進行する局面では、通貨価値の目減りを防ぐ手段として金の需要が高まる傾向があります。 2022年のアメリカでは高インフレが続く中、金の投資パフォーマンスが株式を上回る場面も見られました。 逆に、金利が下がると現金や債券を保有するうま味が減り、「現物資産」としての金の価値が高まり、金価格が上昇しやすくなるのです。 金価格が上昇・高値圏を維持している背景には、複数の要因が重なっています。 2020年以降、金価格は段階的に水準を切り上げ、2025年には25,000円台に到達しました。 5月以降、米利上げ観測が強まり出したことを考えるならば、市場の焦点が、中東情勢から金融政策にシフトしていることを示唆する動きだ。 市場環境の変化によって実際の価格は大きく異なる可能性があります。 それを反映しているのが、主要な金ETFの資金フローである。 金価格はそれまでの上昇ペースを一段と強め、国内小売価格がはじめて2万円台を突破しました。 しかし、短期的には急落する局面も繰り返し訪れているのです。 上昇要因③ 為替変動 世界情勢が揺らいでいるときや、自国の通貨価値に懸念がある新興国にとって、現物の安全資産とされる金は重要な存在です。 こうした中央銀行による底堅い実需が、金価格を押し上げる要因になっています。 歴史的にも、1979年のソ連によるアフガニスタン侵攻など、地政学リスクが顕在化した局面で金価格が上昇した例は少なくありません。 このように、地政学リスクの高まりや長期化は、今後も金価格を下支えする重要な要因と考えられます。 今後さらに下落して「あの時売っておけばよかった…」と後悔するよりも、高値がついている今のうちに現金化し、確実に利益を手にするのも合理的な選択と言えます。 FRBが量的緩和の縮小(テーパリング)に踏み切るとの観測が広がり、将来的な金利上昇への期待から金の安全資産としての魅力が大幅に低下。 2022年に始まったロシアのウクライナ侵攻や、アメリカ・イスラエルによるイランへの攻撃で、世界情勢は緊張状態が続いています。 しかし、こうした状況がよい方向へ向かい、地政学リスクの軽減につながれば、金価格は下がるでしょう。 1991年の湾岸戦争でも、開戦直後に金価格は一時上昇しましたが、短期間で終結したことで安心感が広がり、リスク資産に資金が戻って相場は以前の水準を下回りました。 株価が上がると投資家は株式投資(リスク資産)に資金を集中させるため、相対的に金の需要が低下しやすくなります。 長期的には継続的に上昇する見通し 産業用においては、技術革新により金を必要とする量が少なくなれば、需要が下がり、相対的に供給が高まる可能性も考えられます。 一般的に、供給よりも需要が高いと価格は上昇し、需要よりも供給が高いと価格が下がるのです。 株式をはじめとするリスク資産の上昇、いわゆる「リスクオン」局面は、金価格にとって逆風となる傾向が強いです。 たとえば、銀行にお金を預けていると利子がつきますが、金利が上がるともらえる利子(お金)が多くなります。 つまり、金利が上昇すると、金へ投資する魅力が下がるため、金価格が下がるというわけです。 2026年現在は変動率の高い相場展開となっていますが、今後数か月~1年程度は変わらず価格が乱高下する可能性があります。 今後、金価格はどうなるの? ③利益確定売りの加速 利益確定売りが加速していることも、金価格が下落する要因のひとつです。 金価格が下がりそうなときは、ドル高、米国金利の上昇、利下げ観測の後退、地政学リスクの緩和、投資家による利益確定売りなどを確認しましょう。 本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。 本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。 貴金属価格推移 ※この予測は、過去5年の金価格推移、インフレ率、需要動向など複数の公開データをもとに、AIが機械学習により算出した参考値です。 ここで予測されていない外部要因によって、価格が下落に転じるリスクも十分にあるため、投資判断は慎重に行う必要があります。 金価格は、金融政策、為替、景気、地政学リスク、投資家心理などさまざまな要因によって変動します。 金融機関や専門家の予測であっても、将来の価格を正確に保証するものではありません。 ※金価格の見通しは、経済環境や政策動向などさまざまな要因によって変化します。 記事の内容はあくまで参考情報としてご覧いただき、売買の判断はご自身の状況や目的に合わせて行うようにしてください。 金価格 5分足チャート 上記でも解説しましたが、投資目的であれば、下落局面は「金の買い時」といえます。 一時的な急落時に少しずつ買い増しを行う「押し目買い」は有効な戦略です。 金相場はプロでも完全に先を読むのは難しく、今後上がる可能性も下がる可能性もあります。 資金に余裕があるなら、価格が下がったこのタイミングを「安く仕込めるチャンス」と捉え、少しずつ買い増しを行って平均取得単価を下げるのも有効な投資戦略のひとつ。 取引コスト ソ連が東西関係の正常化に動いたことで冷戦下の緊張が和らぎ、米ドルへの信頼が回復すると、安全資産としての金需要は後退し、金価格下落につながりました。 […]